東京ピアノ〜倉橋ヨエコとタテタカコ@下北沢440
ヨエコさんの440 2Daysライブ初日。今日はタテタカコさんとの弾き語りの日。チケットはSOLD OUTってことで開演前には440の前に長い列が。今回は運良く早い整理番号だったんで良い席で見れた。普段よりもテーブル減らして椅子を多くしたレイアウト。それでも比較的ゆったり観れるのが440のよいところ。ステージ中央にエレピがセットされている。440のアップライトピアノは使わないようだ。開演までテーブル上のとまらん棒(パスタをあげたもの:無料)をつまみつつ,泡盛のみながら待つ。
○タテタカコ (Vo,Pf)
映画"誰も知らない"でコンビニの店員役と挿入歌「宝石」を歌ってる方。映画は観てるけどライブ観るのは今日が初めて。ちょっとボーイッシュな雰囲気の人。
ステージに登場するとまず靴をぬいで靴下で椅子に座る。1曲1曲演奏前に集中するようにちょっと間をとって演奏がはじまると顔をあげてまっすぐ客席側を見つめる視線が印象的。歌声もまっすぐ客席のほうにとびこんでくるような凛としたストレートな感じですっかり引き込まれる。
"夜を告げる犬が鳴いた"ではじまる新曲の"♪吸う〜,吐く〜"の繰り返しのフレーズが後まで残っている。MCではヨエコさんとの大阪でのライブ行く前に長野県飯田市の自宅に車が突っ込んで穴が開いてるって話を。"大阪から帰ってきてもまだ穴が開いたまま。でも貫通してないから大丈夫です"ってそういう問題じゃないような。ひょうひょうとこんな話してるのもすごいような。ペットボトルにパンダをぶら下げていてヨエコさんからもらっておそろいだと嬉しそうだったのが可愛らしかった。ヨエコさんとは相思相愛で遠距離恋愛中!だそうです。
タテタカコさんの歌はまっすぐな声もあって一見きれいなイメージも受けるのだけど人のダークサイドを正面から見つめるような世界観がヨエコさんの詞の世界と相通じるものがあるような。ヨエコさんもタテさんの大ファンということでここら辺に惹かれあうものがあるようだ。大晦日のスタパのライブでもまたタテさんが観れるのですごく楽しみ。
- 卑怯者
- ひまわり
- 烙印
- 宝石
- "♪夜を告げる 犬が鳴いた…" (タイトル未定)
- 絵具
- 渦
- 雪と月と君と僕
- しあわせのうた
○倉橋ヨエコ (Vo,Pf)
いったんスクリーンが降りてセッティング。タテさんの使っていたKORGからYAMAHAのエレピに。ヨエコさん久しぶりの弾き語りOnlyライブ。まずは「はないちもんめ」から。MCではタテさんとおそろいのパンダについてとか,"とまらん棒こっそり取りに行こうとしたら,入場が始まっちゃったんで躊躇していたらタテさんが取って来てくれて,それを見ていた440のスタッフが1セット丸ごと持ってきてくれて嬉しかった"と相変らず食気に走ってます(^。^)
ライブ告知で1/14の"透明ピアノ"はバックにモダーン今夜のホーン隊とマキさんが参加するという素敵なおしらせが。これは見逃せないなー。
今日は弾き語りなのでいつものトリオ編成ではピアノでは出していない低音部のアレンジなんかも楽しめる。だからといって高音側も音数決して減らしてるわけではない。いずれにしても弾き倒し,歌い倒すっていうのがヨエコさんの演奏の魅力。
「東京ピアノ」の中でお気に入りのジャズワルツ風味の「ロボット」,"♪夜は自己嫌悪で忙しい 夜は自己嫌悪で忙しい"の「夜な夜な夜な」が続いたのなんかもう何もいらないよって感じ。初めて聞く「東京」の弾き語りも低音部の進行にくぎづけ。ソロパートのラストは弾き語りだったらこの曲は外せない「白い旗」。
- はないちもんめ
- 赤い靴
- 朝焼け
- 雨降り
- 終点
- 二番目の道
- ロボット
- 夜な夜な夜な
- 流星
- 東京
- 白い旗
○セッション
「白い旗」 の後でヨエコさんがタテさんを呼んでお楽しみセッションタイム。タテさんのエレピもセットされて2人横に並んで。"皆さんよく知ってる大好きな曲です"と「すばらしい日々」を。合わせたのはお互い遠距離なので今日の15分だけといいつつなかなかはまった演奏。続けて珍しく"手拍子してください"と客席にふって弾き始めたのは「お正月」。グリッサンド入れたり,サンバ風味だったりで派手になっておめでたさ度もup。
ここで2人がいったん退場してアンコールはヨエコさんが1人で再登場。なんだか久しぶりな気がする「放課後時代」をしっとりと弾きがたる。
- すばらしい日々 (ユニコーン)
- お正月
- 放課後時代 <アンコール>
帰りにタテさんのCDを購入してサインをいただく。今回の2人の組みあわせのライブもまたやってほしいな。さて,次は東京ピアノ祭。お菓子準備して待っててくれてるようなのでそれも楽しみだ。