柴草玲 パレイド@北沢タウンホール
北沢タウンホールで柴草玲さんのワンマンライブ。ステージ中央に設置されたベーゼンドルファーのグランドピアノでの弾き語り。
ブルーのライトに照らされて「アクアリウム」で静かにライブが始まる。毎度おなじみの「オキナワソバヤのネエサンへ」のイントロ部分での今回の語りはフランスに旅行した時の往路の飛行機で隣に座ったドイツ人女性との確執について。今まで静寂がただよっていた会場にちょっと笑いが起きる。クリスマスソングの「精霊たちのえくぼ」の後でゲストの四家卯大さん(チェロ)登場。柴草さんと四家さんの息の合った演奏でここからの4曲は本当に素晴らしかった。5拍子のリズムが印象的な「オリーブの実」,四家さんのチェロから始まる「煉瓦のかぞえ唄」,ピアノとチェロの息の合った合奏での「川辺」と3曲続けて一気に進む。曲間のSEをはさみ「レクイエム」では柴草さんがピアノから離れ,四家さんのチェロだけで歌う。シンプルな伴奏にのせての美しいメロディーラインの歌にうっとり。再びピアノ弾き語りに戻って「遺伝子」,「前山にて」の2曲。情念を感じさせる詩と素晴らしいピアノ演奏で余韻を残して本編が終了。
アンコールはみんなのうたで放送された「ヒナのうた」と今年出来た新曲の「靴の詩」の明るめの曲で。
息を飲むような静けさの中でのすばらしいライブだった。来年は今日とはがらっと雰囲気をかえて飲み食いしながらゆるーい雰囲気の高輪古今でのお座敷ライブからスタートするそうだ。
○柴草玲(Vo&Pf), 四家卯大(Cello:9-12)
○アンコール
- ヒナのうた
- 靴の詩