柴草玲ライブ「会話」@代官山 RED SNAPPER

柴草玲さんのワンマンライブ。16:30開場,17:00開演とちょっぴり早めの時間。12/1発売のアルバム「会話」のレコーディングにも参加している成田忍さんがゲスト。会場のRED SNAPPERは最近オープンしたばかりのライブハウス。ステージ上にはベーゼンドルファーのグランドピアノ。ステージ後方は3面のスクリーンになっている。
柴草玲 (Vo&Pf) ゲスト 成田忍(Gt,SE,Programming)
開演時間に少し遅れて成田さんと共に玲さんが登場。おなじみの「アクアリウム」は成田さんのSEとステージ後方のスクリーンの映像で水中のイメージで。5拍子のリズムが軽快な「オリーブの実」,かわいらしい小品「月夜のキズ」までを成田さんのギター,SEと一緒に。
成田さんはここでいったん退場して,「p.s.」からは玲さん1人でのピアノ弾き語り。今回の「オキナワソバヤのネエサンへ」のイントロの語りは11月に沖縄に行った時の市場の食堂のオジさんとのお話。ふでオペラの「急性胃腸炎夫人」の元ネタとなった台風の晩の入院のMCをはさんで2曲を弾き語りで。
再び成田さんが登場し,玲さんはピアノを離れステージ中央へ。成田さんのSEとギターをバックに「レクイエム」を。そして今日のライブのタイトルにもなっている「会話」。祖父との時を超えた会話(1933年と2004年)をモチーフにした曲。イントロにドイツ語での詩が入って1933年部分はアナログレコード風のノイズをのせたピアノのバックトラックにのせてステージ中央でのスタンディングでの歌,間奏でピアノに移動しての2003年部分は弾き語りで。このアレンジはすばらしかった。
成田さんのギターと玲さんのピアノでの「宴」,12月のライブ限定のクリスマスソング「精霊達のえくぼ」と続く。ここで成田さんが退場。弾き語りの「遺伝子」は季節的にはちょっと違うけどライブではやっぱり欠かせない曲。
アンコールではイヌパーを上に着て登場した玲さん。弾き語りで「かげぼうし」を。

  1. アクアリウム
  2. オリーブの実
  3. 月夜のキス
  4. p.s.
  5. ヒガンバナ
  6. オキナワソバヤのネエサンへ
  7. 靴の詩
  8. 前山にて
  9. レクイエム
  10. 会話
  11. 精霊達のえくぼ
  12. 遺伝子
  13. かげぼうし <アンコール>

「靴の詩」,「前山にて」あたりでちょっと高音部が苦しそうなところもあった気もするけれど,今回の「会話」はすごかった。会場も新しくて席もゆったりスペースあって,照明とかスクリーンとかもきれいだった。音の反響はもうちょっと抑え目の方が好きかも。
帰りにグッズ売場をみたらふでのメンバー3人によるイラスト(イヌとおやゆびと不動様)のポストカードが。これ今まで見たことなかったけど新作なんだろうか。