柴草玲 ちんじゅの森ライブ『空・風・虫・唄』〜3章 晩夏〜 @ 赤坂日枝神社

赤坂見附のそばの丘の上にある日枝神社での屋外ライブ。神社の拝殿の前がステージになってエレピが置かれている。客席は境内の石畳と玉砂利の上にパイプ椅子が並べられていた。日が暮れてくると 神社の建物とまわりの森の木々,虫の声に涼しい風ととてもいい雰囲気の会場。
最初にNPO ちんじゅの森の方からこのライブを行う経緯についての説明があってその後でライブが開始。柴草玲さんが後ろから客席中央の通路を通ってステージに向かっていく。本殿に向かって一礼してからエレピの椅子に座りライブ開始。
この日のライブはエレピでの弾き語り。1曲目はタイトルわからなかったけれど歌詞に"ちんじゅの森"とか入っていたのでこのライブのために作った曲かも。(オフィシャルサイトに曲名が出ていたのでリストに曲名を入れました)「素敵な雰囲気の会場なのでおしゃべりは少なめに」 ということでMCは少なめに進行していく。『アクアリウム』,『蒼い影』などの以前のアルバムの曲から始まり,ニューアルバム「うつせみソナタ」から2曲続けて演奏。『オキナワソバヤのネエサンへ』のイントロではいつものネエサンへの近況報告の形で名古屋でテレビのワイドショーに出演した時の話を。『靴の詩』は主催者の方から"何か森に関係した曲を"というリクエストをうけ仕上げた曲。
『川辺』からはゲストの四家卯大さん(チェロ)が登場し,2人でのステージ。チェロとピアノでの『井戸の夢』はとても素敵だった。『煉瓦のかぞえ唄』では珍しく煉瓦の数数えるところの歌詞をすっ飛ばしちゃったけれど次の"柴草玲 2048年の日記"の朗読に続けて四家さんのチェロの伴奏だけにのせて歌った『あじさい』はいい雰囲気の会場とあいまって素晴らしかった。ライブのタイトル通りの『空・風・虫・唄』の世界が感じられた。
ラストは再びピアノ弾き語りで『遺伝子』,『前山にて』のしっとりと歌い上げる曲で終了。幻想的で都会の中心にいることを忘れてしまうような素敵な時間だった。

  1. 空,風,虫,唄
  2. アクアリウム
  3. 蒼い影
  4. オリーブの実
  5. 微粒子
  6. 祭りばやし
  7. オキナワソバヤのネエサンへ
  8. 靴の詩(新曲)
  9. 川辺
  10. 井戸の夢
  11. 煉瓦のかぞえ唄
  12. あじさい
  13. 遺伝子
  14. 前山にて