ヨエコとタカコ〜鍵盤遊戯〜けんばんゆうぎ@飯田 CANVAS


昨年12月の大阪と東京,今年に入ってからは神戸,福岡と続いてきた"ヨエコとタカコ"。相思相愛な2人の個性的なピアノ弾き語りが奏でるライブがついにタテタカコさんの地元,長野県飯田市で開催。
60席の前売りは完売。椅子もあったけれど後ろの方は立見。ステージ上にはアップライトピアノ。ピアノに向かうと観客側が斜め後ろになるレイアウトで。
倉橋ヨエコ (Vo,Pf)
赤い羽織と白いお花の髪飾りで登場のヨエコさん。いきなりの「白い旗」で初生ヨエコ率のたかい会場を一気につかみに。なんだか子供の泣き声が後ろの方で聴こえてましたがそりゃ泣くよね。偶然にも次の曲は久しぶりの「泣き止め剤」(^^) でも子供は飲まなくてもいいんだったっけ。
ここのお店のピアノはハンマーが見えるようになってて弾き語りバージョンの「流星」ではハンマーの動きがものすごいことに。「流星」が終わったところで"飯田のみなさん,初めまして"のご挨拶。
久々の「お人形」のあとのMCでは"飯田は和菓子が色々おいしいってタテちゃんに聞いたんで楽しみでした。"といつも通りに食欲満天。このあとは「ラブレター」,「放課後時代」とこれまたお久しぶりねな曲達が。"タテちゃんと会うと「放課後時代」歌いたくなる"だそうです。確かにこの曲の歌詞といったら"会えなくても心配なんてないのよ 会えなくても私たちはさ マイペース"とか"新しいお菓子に手紙交換"だから。タテちゃんのために書いたといっても通用しそうだ。(この曲のほうがかなり前だけど)
そして本日のハイライト,「ロボット」〜「東京」の3曲一気に続けての弾きたおし,唄いたおし。こりゃすげえ。一人でここまでやるかと。最後は「梅雨色小唄」でしっとり余韻を残しステージを去っていったヨエコさんでした。

  1. 白い旗
  2. 泣き止め剤
  3. 流星
  4. 朝焼け
  5. お人形
  6. 森へ行く
  7. ラブレター
  8. 放課後時代
  9. ロボット
  10. はないちもんめ
  11. 東京
  12. 梅雨色小唄

タテタカコ (Vo,Pf)
今までタテさんのライブ観た時はずっとエレピ使ってたので斜め後から見るのって初めてだ。今回もステージに上がるとスニーカーを脱いで靴下で。ステージドリンクのペットボトルにはヨエコさんとおそろいのパンダが。
ヨエコさんの四方八方に突き抜けていくような声に対してタテさんの声はまっすぐに向かってきて吸込まれそう。タイプは違うけれども2人とも一度聞いたら二度と忘れなそうなパワーの唄声。ピアノも音数の多いヨエコさんとシンプルな印象をうけるタテさんと対称的な2人。人のネガティヴな感情をモチーフとした歌詞が多めなのはわりと共通点。
1曲ごとに集中するように間をとって歌い始めるタテさん。後向きだと次の曲に続けるのかいったんMCに入るのかが微妙なところがあるような。気のせいかもしれないけどタテさんが続けて演奏しようとしたときに拍手が入って流れが途切れたところも。「証明」の最後の長いブレイクもちょっとそこで終わったようにみえて拍手入ってしまったし。
それでも「証明」や「霧」での吸い込まれるような緊迫感は凄まじかった。アンコールでの「しあわせの歌」もふくめ,まだ音源化されてない曲だけどかなり印象に残る曲です。

  1. ひまわり
  2. 春風
  3. 烙印
  4. 宝石
  5. 心細い時にうたう歌
  6. 絵の具
  7. 証明
  8. あの人
  9. 秘密の物語
  10. 卑怯者
  11. しあわせの歌 <アンコール>

2人の個性がぶつかり合ったいいライブだったと思います。10時ちょっと前までの休憩はさんで約3時間。
配布されたヨエコくらぶ(ヨエコさん手書きのちらし)は初めての長野号ってことで自己紹介がメイン。3800kg ! でこの世に産まれたとありがちなそそうもしっかり入ってますが。タテさんの連載があるフリーペーパー(長野県内配布)の3月号と4月号もたっぷり置かれてました。3月号は表紙もタテさん。物販コーナーの"おしゃべりノート"がその1とその2が両方ともぽつんと淋しそうだったのでたまには書いてみる。ノートを開くといろいろ書かれた質問や感想に一つ一つ丁寧にお返事が書かれてました。素敵なお方だ。
タテさんともアンケート渡す時にちょびっとお話してからCANVASを出て食事&飲み。ホテルに帰ったのは1時過ぎ。歩いてすぐに着くから東京でライブ見る時よりは楽だったけど。